小平タイヤ販売所

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  全景

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  既存構造体調査資料

上記の右写真は既存建物の鉄骨調査などを行ったときの調査資料である。詳細な図面作成や現場写真などがある。このようにして一つ一つの構造体などが安全かどうかを調べ上げた。時間と根気が必要な作業であったが毎日深夜までかかってまとめあげたものである。
平成１８年度に完成したタイヤメーカーの販売所である。外観は一般的な店舗だが実は平成５年度に建てられた鉄骨造２階建て（検査済取得）の事務所を改修しそして増築したものである。耐震偽造事件以来、新築建物は勿論だが既存建物の安全性が求められ平成５年度に検査済証が取得されたにも、かかわらず既存鉄骨の梁や柱の取り合い部分や溶接の状態などを再チェックし安全性を確かめた上で増築部分と共に既存部分も新たに検査済証を取得したものである。当事務所としては施主が安心して建物を使用できる様にを基本として完成したものである。
　既存の構造体の安全性チェック資料作成そして図面作成などで新築建物より時間を要したが施主に喜んでいただいたのが何よりも嬉しかった。
今後、既存建物を生かした改修設計などが増えてくるとは思うができるだけコストダウンを図るためには既存の建物をいかに生かすかが当事務所の課題である。
一般的な新築でデザイン性を追った建物も良いが、この様に目に見えない面で安全性を確かめそして施主に喜ばれる建物も当事務所としては今後設計していきたいと思っている。